GT SURGE TANK | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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エンジンの示す特性は、サージタンクの形状や排気量に対するコレクター容積、
吸気ポ ートの断面積や全長によって大きく変わってきます。これら個々の要因を 踏まえた上で、エンジンに要求される性能を最大限引き出す為に作られたのが、 JUN GTサージタンクです。 サージタンクの容量ノーマルのサージタンクはチューニングによる高出力化まで考えて作られていないため、
容量不足になることがあります。タンクの容量は小さすぎると各気筒への良好な分配が 難しくなります。といって大きすぎると逆に慣性過給の効果を得にくくなります。 つまりコレクタータンクの容量が大き過ぎると各部の圧力変動が平滑化されるため、 圧力変動を利用して各シリンダーに空気を送り込む慣性過給に好ましくなくなるのです。 よって高性能サージタンクの容量は上記のポイントをふまえて作られています。 吸入効率の差が大きく出る高回転域においてその差を感じ取ることが出来るでしょう。 サージタンクの形状サージタンクの形状は入り口付近での空気の運動エネルギーを減衰することなく
各気筒のファンネルに持っていくようにするのがポイントです。ノーマルには寸胴型の 物が多いですが、寸胴型の物は一見後端部分まで太いので空気が通りやすそうに 見えますが、運動エネルギーが途中で渦などの乱れに変わってしまい後端まで適正な 流れになりません。これを入り口から後端に向けてテーパー状にすることにより、 流れの勢いを落とすことなくスムースに空気を流すことができます。さらに無駄な 容積を削る事となりレスポンス等を向上させ、慣性過給効果を高めることが出来ます。 ファンネルの形状サージタンク内の空気の流れ具合についてはどの気筒のファンネルにも最高の
状態で空気が流れ込むようにすることがポイントです。ノーマルタンクの中は 各気筒へのブランチが突き出てなくタンクのサイドに穴があいている状態の物が ほとんどです。ファンネルはその上を流れている空気を吸い込み易くすれば効率が 上がると思いがちですが、実際は圧力差で吸い込んでいるためファンネルの上で はなく口に近い空気を吸い込んでいます。よって、タンク内にファンネルを突出させ カールファンネル状にすることによりファンネル口より下方の空気(つまり近い空気) を有効に取り込め、高い吸気効率を生み出しています。 |
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性能は上図のダイナモグラフを見て頂ければおわかりになりますが、ノーマル品と 比較して7,500rpmで約100psの大きな差が出てしまいます。通常のレイアウトでは この回転数でどんなにパワーを出そうとセッティングをしても出力はでません。 この高回転での出力が競技車両には絶対必要です。この未知の加速と車速の 伸びを是非体験してみてください。 |
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